2026/5/12
ハーモニーランド

「世界でいちばんやさしい場所へ」向かっていく ―インクルーシブへの挑戦―

新しいテーマパークイベントへの挑戦

2025年10月19日にハーモニーランドで開催された、インクルーシブテーマパーク体験イベント『Harmony for the Future -みんなで未来のためにできること-』。
株式会社ヘラルボニー(以下「ヘラルボニー」)、ホンダ太陽株式会社、株式会社サンリオエンターテイメントとで共催しました。
本イベントは、障がいや国籍、年齢などの違いにかかわらず、「誰ひとり取り残さない」体験を目指した社会実装型のテーマパークイベントとして企画されました。
ステージイベントでは手話通訳による同時通訳を行う他、カームダウンスペースの設置やイヤーマフの貸し出しといったアクセシビリティの向上を図ることで、これまでテーマパークに行くことのハードルが高かった方にも楽しんでいただける環境を整えました。

「みんな」の枠を広げる、心に寄り添う設計を

このイベントの始まりは、ヘラルボニーの松田代表とサンリオエンターテイメント代表取締役社長小巻との出会いでした。
ふたりの交流は、ホンダ太陽を交えた三社打ち合わせへと発展。
ホンダ太陽の工場見学や、次世代モビリティ『UNI-ONE』への試乗、ハーモニーランドの視察を通じ、三社の情熱がひとつに重なりました。

「イベントのお話を進めていく中で、ハーモニーランドには、より多くの方に笑顔を届けるための可能性がまだまだ眠っているのだと確信しました。」
(ハーモニーランド イベント担当者)

特にハーモニーランドの社員が感じたのは、従来の困っている方に手を差し伸べる「待ち」の姿勢ではなく、カームダウンスペースの設置やウェルカムシールの配布など、「テーマパーク側から歩み寄り、心の障壁を取り除いていく」というアプローチでした。
この考え方はハーモニーランドにとって大きな転換点となり、「この素晴らしい企画を何としても形にしたい」という強い使命感が、チームを突き動かしました。

次世代モビリティ『UNI-ONE』

カームダウンスペース

感覚でもっとつながる、新しい鑑賞体験の形

特別コンテンツ「パレードツアー(事前鑑賞サポート)」は、本イベントにおいて最も挑戦的な取り組みのひとつでした。
企画当初、担当者の頭をよぎったのは、どうすればより多くの方に、もっと、パレードの魅力を届けられるのかという大きな問いでした。
その答えとして導き出されたのは、従来の鑑賞スタイルを越えて、身体全体でパレードを感じていただくための多角的なアプローチです。

  • 情報の事前共有: 手話や映像を用い、あらすじや見どころを事前にレクチャー。
  • 触覚による理解: キャラクターとのふれあいで、温もりや姿を体感できるように。
  • 最新デバイスの活用: イベント専用アプリを通じ、視覚障がいのある方には「今、誰が、どんな衣装で何をしているか」を音声で、聴覚障がいのある方には「流れている音楽や音」の情報を字幕でリアルタイムに伝達。

これまで想像も及ばなかったような新しい手法が見えてくるにつれ、担当者の必ず実現したいという思いはさらに強固なものとなりました。
エンタメリゾート化を計画しているハーモニーランド。
そこで掲げる「世界でいちばんやさしい場所」を目指す中で、このイベントは一日限りの催しではなく、私たちのホスピタリティをさらに高い次元へと引き上げる確かな第一歩となりました。
ハーモニーランドの物語は、ゲストの笑顔と共に、より広く、より多様な彩りを持って未来へと続いていきます。

パレードツアー(事前鑑賞サポート)の様子

実際のパレードの様子

※本記事は2026年3月時点の内容です。