NAKAYOKU LAB | すべての人が「楽しく」「なかよく」過ごせる、インクルーシブ・エンターテイメント施設
ハーモニーランドに新しくオープンした、屋内型のインクルーシブ・エンターテイメント施設。次世代型モビリティUNI-ONEを使ったアトラクションに加え、レストエリアやカームダウンスペース、メルヘン工房などがあり、世代や特性を問わず多様なゲストが楽しく過ごせる空間となっています。
2025年に開催されたイベントをきっかけに誕生した、より多くのゲストが快適に楽しめる環境で新たなパーク体験を提供するエンターテイメント施設「NAKAYOKU LAB」。UNI-ONEの導入や施設の企画・制作に携わった、制作運営担当、施設管理担当、商品販売担当の3人が、施設に込めた想いや目指す未来について語り合いました。
Profile
ハーモニーランドの好きなところ:「ファンスタジオ」!大好きなキャラクターに合える場所なのと、担当しているアトラクションなので思い入れがあります!
ハーモニーランドの好きなところ:フェアリーキティカルーセルのBGMが好きです。
ハーモニーランドの好きなところ:フェアリーキティカルーセルの2階の木馬
「『なかよく』な未来」の実現を目指す新施設がオープン!
NAKAYOKU LAB誕生の背景は?
りんくる:きっかけとなったのは、2025年10月にハーモニーランドで実施したインクルーシブテーマパーク体験イベント「Harmony for the Future -みんなで未来のためにできること-」です。
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➢「世界でいちばんやさしい場所へ」向かっていく ―インクルーシブへの挑戦―
このイベントで使用した「UNI-ONE(※)」を「今後園内でも取り入れて活用していきたい」という声があがりました。
その方法を模索するなかで、サンリオキャラクターの映像とともに楽しめる、これまでにない新しいARアトラクションがあるとゲストにより楽しんでもらえるのではないかと考え、アトラクション導入のための新しい施設「NAKAYOKU LAB」の企画が動き出しました。
※UNI-ONE:Hondaが開発した、手を使わずに体重移動だけで操作できる次世代型モビリティ
人それぞれの「違い」を越える、3つの新コンテンツ
りんくる:「NAKAYOKU LAB」は、「人と人、人と社会がつながる『なかよく』な未来」を目指して、実験を重ねていこうという想いを込めた施設です。オープンに際し、より多くのゲストに楽しんでもらえるコンテンツを大きく分けて3つ用意しました。
まずひとつが、「UNI-ONE」に乗ってキャラクターと一緒に遊べるARアトラクション「Sky Pal Collection 」です。ARグラスをつけて「UNI-ONE」に乗り、サンリオキャラクターを探しに空の旅へ出発!旅の途中、つむじ風の中に入ると機体が勝手に回りだしたり、流星群の中では機体が星の流れるほうに流されたりと、没入感たっぷりの体験ができます。
そして、AIのガイドとともに「UNI-ONE」で園内を周遊できる「AI音声ガイドツアー」です。AI音声ガイドツアーでは、「UNI-ONE」に乗って30分ほど園内を周遊。AIは、位置情報と連動したガイドに加え、「あのキャラクターはどういう性格なの?」といったこちらからの質問にも答えてくれるので、対話を楽しみながら園内をめぐることができるんです。
さらに、気軽に利用できるレストエリア、カームダウンスペースも設けました。
らっこ:Sky Pal Collectionのすぐ近くには、大人気のおなまえホルダーがつくれる「メルヘン工房」や、園内で楽しめる身に着けグッズなどを販売しているミニショップがあります。ここでは通常のグッズに加えて、期間限定イベントと連動したハーモニーランドオリジナルアイテムも用意しています。
シレおん:ちなみにこの建物は、以前「ニンジャトライアル」という子ども向けの屋内アスレチック施設だったんです。そこがまったく新しい施設になるだけでなく、「UNI-ONE」という新しい機械も導入されると聞き、「どんな風になるんだろう?」と期待感がありましたね。特に、「UNI-ONE」が屋内のARアトラクションになると聞いた時は「乗ってみたいな」と、とても興味がわきました。
りんくる:当初は園内での貸し出しを目指していた「UNI-ONE」ですが、まずはアトラクションやガイドツアーという形での導入となりました。ARアトラクションとしての導入が決まった際は、「珍しい乗り物を使ったアトラクションだから、ゲストに楽しみにしてもらえるといいな」と思いました。個人的にARやVRが好きなので、こういった活用は嬉しかったです!
「UNI-ONE」の導入だけでなく、屋内で休憩できるスペースやカームダウンスペースの設置などもあり、「ハーモニーランドが、よりみんなにやさしい施設に近づいているな」という印象を受けています。
らっこ:たしかにそうですね。ハーモニーランドは屋外施設という印象が強いので、「屋内で休憩できる施設が誕生すれば、暑い夏や寒い冬にも気軽にパークに遊びに来てくれるゲストや、施設に滞在するゲストも増えるだろうな」と思いました。季節や天候を問わず、ゲストがサンリオの世界観を楽しんだり、ひと休みできる場所が増えるのはいいことですよね。
ゲストが安全に楽しめる、居心地の良い環境を
こだわった点は?
りんくる:「NAKAYOKU LAB」というネーミングには、テーマである「『なかよく』な未来」と、その実現に向けて色々な実験や他社との共創を重ねていく、という意味を込めています。ロゴやキービジュアル、内装については、実験を連想させるようなラボ感のあるものも検討しましたが、最終的に「なかよく」というコンセプトをストレートに表現できる、現在のカラフルなデザインに決めました。Sky Pal Collectionの設営では、照明の設置場所や当たり方にもこだわりましたよね。
シレおん:そうですね。今回、Sky Pal Collectionのエリアを区切るために壁を建てたのですが、実際に壁を設置してみると、照明との兼ね合いで影ができて暗くなってしまう場所があったんです。また「壁に描かれているキャラクターたちが暗く見えないようにしたい」とも思っていたので、壁のすぐ上に照明を追加したり、周辺の照明の当たり方を調整するなど、工夫を重ねました。
りんくる:光の調整によっては、Sky Pal Collectionに使用しているARの見え方やUNI-ONEの動きなどに影響してしまう可能性もあったので、設備管理課の皆さんには細かく調整していただきました。
シレおん:加えて、「NAKAYOKU LAB」の設営に合わせて、建物全体の改修も行いました。空調の吹き出し口を新しくする、施設内の段差をほぼゼロにするなど、ゲストがより過ごしやすい環境をつくっていきました。
「UNI-ONE」の普及をはじめ、多様な挑戦を続ける
「NAKAYOKU LAB」に対するゲストの反応は?
りんくる:「NAKAYOKU LAB」がオープンして2日目にゲストとして遊びに来たのですが、その日は雨が降っていたので、たくさんのゲストがレストエリアで雨宿りをしていました。メルヘン工房やミニショップを見ている方も多かったですね。「ゲストにとって、屋内で過ごせる場所が増えたのは嬉しいことなのでは」と感じ、つくってよかったなと思いました。また、Sky Pal Collectionに関しては、体験したゲストにアンケートを取っており、ほぼすべての方にご満足いただけています!
らっこ:アトラクションを体験した帰りにメルヘン工房でおなまえホルダーをつくったり、ショップを見て帰るゲストも見受けられます。レストエリアで休憩したついでにショップに立ち寄る、というゲストもいて、よい動線がつくれたと思っています。
実は、ハーモニーランドのショップはエントランス付近に固まっていて、ホワイトバーズスクエアやカーニバルスクエアなど、奥のエリアに進むとショップがほとんどありませんでした。今回、中間地点にある「NAKAYOKU LAB」にショップができたことで、カチューシャなど、園内で楽しめるグッズがとてもよく売れています。ハーモニーランドのプロモーションと連動した、限定のマスコットやポシェットなどをご購入されるゲストも多いですね。
シレおん:以前の「ニンジャトライアル」は、お子様や保護者の方が入りやすい施設でしたが、それ以外の目的——たとえば「暑いから涼みたい」「寒いから温まりたい」と気軽に立ち寄りたい方には、少し入りにくい雰囲気があったかもしれません。それに比べて「NAKAYOKU LAB」は、どなたでも立ち寄りやすい空間づくりが実現でき、良い変化を生み出すことができたと感じています。
今後の展望は?
りんくる:「UNI-ONE」の活用を広げていきたいです。Sky Pal Collectionは安全のために「5歳以上」という年齢制限を設けており、小さなお子様の来園が多い平日は、利用が減っている印象です。
最終的にはゲストに貸し出しをして、園内全体で自由に楽しんでいただきたいと思っています。そのためには、安全面などクリアしていくべきハードルがあるので、そのあたりも考慮しながらよりゲストに楽しんでもらえるコンテンツを考案していきます。
らっこ:メルヘン工房やショップに関しては、期間限定イベントに即したキャラクターグッズやおなまえホルダーパーツなども展開しています。今後も、ハーモニーランドのプロモーションと連動した新商品をつくっていけたらと思っています。
シレおん:設備面では、個人的に「NAKAYOKU LAB」だけでなく、園内全体の改修にも取り組んでいきたいと考えています。たとえば、エントランスの床。たくさんのゲストが歩いてきたことで色あせてきているので、一新したいと考えています。床材についても、「耐久性がありながら、お子様が転んでもケガをしにくい素材はないか?」と設備管理課内で検討を重ね、適した素材を探している最中です。こうした取り組みの積み重ねが、「よりみんなにやさしい施設」の実現につながっていくと感じています。
りんくる:そうですね。ハーモニーランドは今、「世界でいちばんやさしい場所」を目指してリゾート化を進めています。私たちも「NAKAYOKU LAB」という名前の通り、「誰の笑顔も諦めないこと」を目標に、新しいチャレンジやコンテンツに対して、ひとつひとつ丁寧に考え、取り組んでいきます。「NAKAYOKU LAB」の進化にぜひ注目していただきたいです!
※本記事は2026年取材時点での情報です。