「誰も、一人にしない。」とブランドムービーの作成
株式会社サンリオエンターテイメントは、サンリオグループのビジョン「One World, Connecting Smiles.」のもと、国内外のゲストを迎えてきました。同社は、コロナ禍以降の多様化するゲストのニーズに応え、自分たちが“何を大事にしていくか”を再定義するため、「誰も、一人にしない。」を社員の共通言語と位置づけました。2024年10月には、この言葉を従業員一人ひとりに浸透させるためのブランドムービーを社内イントラネットで公開しています。
策定の背景と狙い:コロナ禍で確認した「居場所」と、理念を繋ぐ共通言語
「誰も、一人にしない。」は、サンリオエンターテイメントが持つ「絶対的な価値」を言語化し、従業員一人ひとりの「共通言語」を構築することから始まりました。そのきっかけとなったのは、新型コロナウイルスによる休館・休園という苦境です。休業中にゲストから寄せられた多くの励ましの声から、テーマパークがゲストにとって「大切な居場所」となっていることを強く認識しました。そこで全社員へアンケートを実施し、「パークの温かい雰囲気」や「思いやりに満ちたサービス」こそが居場所を作り出しているといった現場の思いを抽出しました。
それらの思いの根底にあるものを一言で表現し、誕生したのが「誰も、一人にしない。」という決意の言葉です。クリエイティブディレクターの渡辺潤平氏が注力したのは、従業員それぞれが「ブレずに」「自分ごと化できる」メッセージの開発でした。日常の業務の中で、スタッフ同士が「誰も一人にしてない?」と自然に声を掛け合えるような、実践的で血の通った言葉として機能しています。この明確な言葉は、全従業員のベクトルを一つに合わせ、サービスの質を持続的に向上させることに繋がっています。
ブランドムービーの演出意図:舞台裏の真摯な姿と心の通ったおもてなしをこれからも
社内向けに制作されたブランドムービーは、「サンリオピューロランド編」と「ハーモニーランド編」の2本が、それぞれ異なるアプローチで制作されました。自分たちの行動が、ゲストにどれほどの影響を与えているかを視覚化し、従業員のモチベーションと誇りを刺激する内容となっています。
サンリオピューロランド編
パークのオープン前、午前6時の静かなピューロランドから始まります。清掃や仕込みなど、それぞれの持ち場で黙々と準備に励む従業員たちの真摯な姿を映すことで、日常のすべての業務がゲストの「居場所」を叶えるための大切な礎であることを体現しています。
ハーモニーランド編
メインパレード「パレードパラレル」の華やかなシーンに焦点を当てています。「みんななかよく」の想いがどのように形づくられているかを、パレードの舞台裏から鮮明に描き、ゲストと従業員、そしてキャラクターたちが一体となる瞬間を捉えています。
ブランドムービー スタッフリスト
企画制作/渡辺潤平社、博報堂クリエイティブ・ヴォックス、Spoon.
CD+企画+C/渡辺潤平
AD+企画/関谷奈々
CPr/古川友梨
Pr/石橋健太郎・谷口晴花
PM/殿岡美伶 ・山下真太郎
演出+撮影+編集/由井友彬
撮影/新里勝也
ナレーター/笹川美和