はちゃめちゃサマーパーリー! | 水と音楽、日焼けをした姿のキャラクターたちが盛り上げる、「夏」のハーモニーランド
<研究活動の紹介>
「はちゃめちゃサマーパーリー!」
「はちゃめちゃ」をコンセプトに、思い出に残る夏をお届けする夏季限定イベント。メインコンテンツは、新曲3曲を加えて内容を一新したウォーターショーと、イベントを盛り上げてくれる日焼けをした姿のキャラクターです。夏らしさ満載のグッズやフード、例年大好評の夏季限定Iceful Paradeの再上演など、多様なコンテンツが今年の夏を「はちゃめちゃ」に盛り上げます!
「夏のハーモニーランドをもっと楽しんでほしい!」――そんな思いから生まれた夏限定イベント「はちゃめちゃサマーパーリー!」。屋外施設ならではの演出が存分に盛り込まれたこのイベントについて、制作に携わったプロデューサー、技術担当、飲食担当の3人が語り合います。
Profile
ハーモニーランドの好きなスポット:春シーズンの、桜と青空に映える大観覧車ワンダーパノラマ
今回のイベントのお気に入りポイント:日焼け姿のペックル
仕事中のこだわり:ゲストが喜ぶかな、かわいいって言ってもらえるかなと
考えながら作ること
夏をはちゃめちゃに盛り上げる、新イベントが誕生!
なぜ「はちゃめちゃ」をコンセプトに?
のんじー(プロデュース):ハーモニーランドの強みは、屋外施設であること。大分県の自然を存分に感じられますし、なにより園内から見える夏の空が本当にきれいなんです。しかし、昨年までの夏を見ていると、この暑さのせいか、パレードやショーの合間は室内で涼まれているゲストが多く、「ゲストの皆さんにもこの夏の空を見て、外で楽しんでほしい」と思っていました。
今回、夏イベントのコンセプトを模索しながら「どうすればゲストに夏空の下で楽しんでもらえるだろう」と考えるなかで思い浮かんだのが「はちゃめちゃ」という言葉でした。とにかく、何があるかわからないわくわく感や楽しさ、「はちゃめちゃって何?」という興味をゲストに感じてもらいたいと思い、このコンセプトに決めました。
SNSでも話題になった「日焼けをした姿のキャラクター」
のんじー:「キャラクターにもはちゃめちゃ感が欲しい」と考えていた時、近年のY2Kブームによって日焼けをした姿のキティの人気が高まっていることを知り、「日焼けをした姿……、屋外施設にぴったりじゃん!」と思ったんです。すでにサンリオピューロランドでは日焼け姿のキティとダニエルが出演したことがあったので、「他のキャラクターも日焼け姿で登場したら、さらにインパクトがあるのでは?」と思い、企画しました。
サユイ(飲食):初めて「日焼けをした姿のキャラクター」のことを聞いたときは、率直に驚きました。ハーモニーランドでは初登場ですもんね。
のんじー:また、今回はメインビジュアルの中にあひるのペックルがいるのですが、メインビジュアル公開時、日焼けをした姿のペックルに対する反応がすごくよかったのが印象に残っています。最近人気が上がってきている一方で、ハーモニーランドでペックルと触れ合える機会が少ないように感じて……。7月が誕生日ということもあり、今回のイベントに登場してもらおうと決めました。
サンまる(運営):僕は個人的にペックルが好きなので、メインビジュアルに追加するのには大賛成でした(笑)。
水演出と音楽で、参加要素を重視したウォーターショー
ウォーターショーの刷新でこだわったポイントは?
のんじー:昨年のウォーターショーを現地で見ながら「もっとゲスト全員を濡らしたい!」と思っていたので、サンまるさんには「水量を調整して、出来るだけたくさんのゲストにウォーターショーを楽しんでほしい」とオーダーしました。また、これまではステージの周りから水を噴射しており、観覧エリアの真ん中が濡れにくくなっていたので、今年はステージ中央に新しい放水機「センターキャノン」を置いてほしいと依頼しました。
センターキャノンから勢いよく発射される水に加えて、キティキャッスル前のバブルマシーンからは大量のバブルも噴射。バブルの演出が、ショーをさらに盛り上げてくれます。バブルは日本玩具協会が定める「安全玩具(ST)基準」とアレルゲン検査をクリアしたものを使用しているので、安心して楽しめます。
サンまる:参考動画を見せてもらいながら、「こういう演出を入れたい」と具体的なイメージを伝えてくれましたよね。
今回大きく変更したのは、センターキャノンの導入と水量の調整です。水量を昨年より増やし、ステージの360度全方位から音楽に合わせて水が噴射されます。
そして水量が増えたことがアピールできるよう、放水機のノズルも変更。これまで一直線に放水される形だったものから、水がより広い範囲に噴射されるようなラッパ型のものにしました。
のんじー:これも私から、「多くのゲストにショーの楽しさを感じて、わくわくしていただけるよう、水が広がるような見え方にしたい」とリクエストしましたね。
サンまる:水を噴射した時により高さが出るタイプのノズルと、広範囲に広がるタイプのノズルを試作。休園日に実際に水を噴射してみて、のんじーさんと見比べながらラッパ型のノズルに決めました。また、水を噴射する際のエアーの量や、タイミングも細かく調整していきました。
アイドルソングの要素を取り入れた新曲
のんじー:水の演出以外で力を入れたのは、楽曲制作です。35周年記念のテーマソング1曲と新曲3曲を用意し、盛り上がる部分をたくさんつくりました。昨年のウォーターショーは会話劇がメイン。「今年はストーリー性も持たせつつ曲数を増やすことで、もっと盛り上がる部分を追加し、ゲストをより引き込める演出ができないか」と思っていました。
そこで今年は、キャッチーな歌詞やメロディーの多いアイドルソングを取り入れることにしたんです。楽曲制作は、多数のアイドルソング制作に携わっていらっしゃる、早川 博隆さん率いるRebrastの作家チームに依頼しました。
楽曲制作でこだわったのは、ゲストが参加できる演出を取り入れることです。昨年のショーに引き続き、ゲストが音に合わせてクラップするパートをつくるなど、今年も参加要素を盛り込みました。完成した楽曲は、「この夏がNo.1」というキャッチーなフレーズも多く、イメージ通りの仕上がりでした!
サンまる:初めて曲を聴いたときに、「今までにない感じで、めっちゃいいですね!」とお伝えしましたよね。
のんじー:言ってくださいましたよね。ゲストの反応もとてもいいです。個人的に、「とっておきのおめかしもびしょぬれだ~! でもね、キミの笑顔がどんなラメよりもキラキラ!」という歌詞がお気に入りです!
日焼けイメージのひんやりフードが大人気!
イベント限定フードのポイントは?
サユイ:日焼けをした姿のキャラクターをイメージしたドリンクやフードを用意しました。普段から人気のチュリトスメニューも、ココア味のチュリトスとチョコレート味のアイスで日焼けを表現。アイスがついていることで、夏でゲストの食欲が落ちているなかでも食べやすいデザートメニューになっていると思います。他にも、チョコレート味のかき氷とアイスでつくったフラッペなど、冷たいデザートがたくさんあります。
フード系は、ヤングコーンとオクラを添えた冷やし豆乳担々うどんが大人気です。装飾のキティとダニエル、ヤシの木はすべてモナカで出来ているので食べられるんですよ。
のんじー:あと、昨年に引き続き、今年もスタンプラリーイベントをやっていますよね。夏限定のメニューを購入したらもらえるスタンプを3つ集めたゲストに、イベント限定デザインのクリアコースターを1枚プレゼントしています。
サユイ:昨年まではコースターのデザインがイベント期間中ずっと同じだったんですが、今年は7月3日から8月7日までの第一弾と、8月8日から9月15日までの第二弾で、デザインが変わるんです。それ目当てで買っていただける方も増えるのではないかと思っています。また、コースターの素材が紙ではなく濡れてもいいクリア素材なのも、ゲストがウォーターショーなどの水の演出を楽しみやすくて、夏らしく透け感があるのがいいですよね。
メニュー開発でこだわった点は?
サユイ:昨年までは「シナモンはラムネ味」という風に、パレードに出るキャラクターと同じ数のアイスフレーバーを展開していましたが、好みの分かれやすいチョコミント味はなかなか人気が出ず……。味を重視して購入するゲストが多いことが分かったので、今年はキャラクターの特徴を生かしながらも、世代を問わず楽しんでいただけるよう、フレーバーをラムネ味やバニラ味、エスプレッソクッキー味などに絞りました。アイスの種類を減らした分、チュリトスやフラッペ、ドリンクなど他のメニューを充実させています。
「はちゃめちゃ」な夏は、ゲストからも大好評!
ゲストからの反応で、印象に残っているのは?
のんじー:まず感じたのは、メインビジュアルへの反応の大きさです。あのインパクトのあるビジュアルが多くの方の興味を引き、「本当に日焼けしてる!」「会えるんだ!」という反応をいただけました。さらに、イベント情報公開後には、ホームページのアクセス数も過去最高を記録することも出来ました!
イベントのコンテンツに関しては、自分が想像していたよりもいろいろなものを用意できたと思います。日焼けをした姿のキャラクターやウォーターショーだけでなく、グッズやフード、園内に水が噴射されるフォトスポットを設置するなど、「はちゃめちゃ」というコンセプトを実現できました。ゲストからも「夏のハーモニーランド、楽しい!」という感想をいただけており、満足のいく結果になったと思います。
サンまる:僕は、実際にウォーターショーを体験したゲストのお子様から、「楽しかった!」と直接言ってもらえたことが印象に残っています。めちゃくちゃ嬉しかったですね!
水の出方や表現といった技術的な面では「もっとこういう演出もできたな」「次のショーでは……」と、今後に向けて想像を膨らませています。
サユイ:私は今、ウォーターショーのエリアに近いところで働いているのですが、ショーが始まると音楽と水の音がはっきり聞こえてきて、いつも「あ、始まった!」と嬉しくなります。厨房はすごく暑いのですが、バシャバシャと聞こえてくる水の音で涼んでいます(笑)。
のんじー:現地で見ていると、大きなカメラを持ってきたゲストも、その存在を忘れたようにショーに参加してびしょ濡れになっていたり、ファミリー層だけでなくいろいろなゲストが参加してくれている印象です。当初の「ゲスト全員を濡らしたい」というイメージ通りの形に着地できました。
サユイ:私も、多くのゲストがフードやデザートを見て「かわいい」と言ってくれるのが、何より嬉しいです。園内飲食店舗には1店舗だけイベントメニューを扱っていないお店があるのですが、そこでもゲストから「夏のイベントメニューありますか?」と聞かれるそうで、注目度の高さを感じています。
あと、ゲストの反応で印象的だったのは、保護者の方がお子様に「暑いけん、アイス食べよう」と声をかけていたこと。お子様からだけでなく、保護者の方からもそういった声が出ているのを聞くと、準備してきてよかったなと思います。
スタンプラリーイベントも好評で、コースター目当てでフードを買われるゲストもいますし、ゲストから「引き換えできますか?」と声をかけられることも多いですね。
今後の展望は?
サンまる:今年のウォーターショーには、35周年記念のテーマソングを使用しています。来年以降もウォータショーを開催するとしたら、水の表現など、見せ方も変化させられるのではと考えています。園内の水演出をさらに強化していきたいですね。
サユイ:私は、キャラクターの顔をあしらったメニューをもっと増やしていきたいと思っています。今提供しているアイスにはキャラクターの耳が描かれたカチューシャをつけているのですが、キャラクターのお顔もアピールできるような見せ方を考えていきたいです。
また、現在は品数の多いデザートがメインになっていますが、今後はパンなどのフード系メニューも充実させたいです。
のんじー:イベント全体としては、園内でより夏を楽しめる体験型スポットを増やすなど、より多様な要素を取り入れていきたいと考えています。体験コンテンツを通して、ゲストに広い青空の下で、屋外施設ならではの「夏」をもっと楽しんでいただきたいです!
※本記事は2026年取材時点の内容です。